雲南・吉田の町並み照らすイベント 田部家土蔵群周辺で15日

竹細工のキャンドルスタンドの出来栄えを確認する社員
 かつてたたら製鉄の町として栄えた雲南市吉田町の町並みをろうそくの明かりで照らすイベントが15日、田部家土蔵群(島根県雲南市吉田町吉田)周辺である。江戸時代、松江藩の鉄師を務めた田部家に伝わる餅つきの実演のほか、ろうそくの明かりの下で聴くジャズコンサートなどを開催。13日は関係者が準備を整えた。

 吉田町でたたら製鉄を営んだ田部家第25代当主の田部長右衛門氏が社長を務める住宅・食品関連の田部(雲南市吉田町吉田)と、関連会社のたなべの杜(松江市乃木福富町)が初めて企画。たたら製鉄と人々の暮らしに欠かせない火をキーワードに地域活性化を目指す。

 当日は、土蔵群と周辺の道路200メートルにろうそくなど約2千本を並べる。ジャズコンサートが開かれる特設カフェスペースには、町内の子どもたちが絵付けしたキャンドルグラスを配置し、柔らかな明かりが室内を照らす。

 13日は、社員10人が餅つきで使うもち米10升を洗い、竹で作ったキャンドルスタンドや、発光ダイオード(LED)ろうそくの状況を確認した。

 たなべの杜営業企画部の坂田真紀主任(48)は「キャンドルの明かりで温かい気持ちになって、交流を深めてほしい」と呼び掛けた。

 午後5時にオープニングセレモニー、5時半から餅つきの実演がある。ジャズコンサートは6時半開始。甘酒と豚汁各500食分と、つきたての餅が振る舞われる。入場無料。

2020年2月14日 無断転載禁止