空き家の46%が築50年以上 「相続」で取得半数、老朽化進行

 2014年に和歌山県が所有者に撤去、改修を勧告した築50年以上の空き家。その後、県が撤去した=和歌山県那智勝浦町

 全国にある空き家のうち約70万戸を総務省が調査したところ、46・4%が建築や建て替えから50年以上が経過し、老朽化が進んでいることが17日、分かった。建物を取得した理由は「相続・贈与」が52・2%で最多だった。遺産相続で住宅を手に入れたものの使い道が見つからず、誰も住まないまま老朽化が進んでいる実態が浮かぶ。

 空き家の適切な管理を目指し、自治体の役割を強化した特別措置法は、今年5月に全面施行から5年を迎える。効果や問題点を検証し、新たな対応が求められそうだ。

 総務省の住宅・土地統計調査(2018年10月時点)によると、全国の空き家は848万9千戸。

共同通信社 2020年3月17日 無断転載禁止