新型コロナに膵炎治療薬が効果か 東京大の研究チーム

 記者会見する東大の五神真学長(右から2人目)=18日午前、東京都文京区

 東京大の研究チームは18日、既存の膵炎治療薬「ナファモスタット」で、新型コロナウイルス感染症の治療効果を得られる可能性があると発表した。感染初期にウイルスが人の細胞に入るのを防ぐ働きがあるとみており、人への試験的な投与を行う方針。

 コロナウイルスの仲間の中東呼吸器症候群(MERS)では、既に同様の効果を確認していた。成分が似ている別の膵炎治療薬「カモスタット」については、ドイツの研究チームが同様の指摘をしているという。

 二つの薬の効果を実験した結果、ナファモスタットの方がより低い濃度でも新型コロナの感染を防ぐ傾向がみられた。 

共同通信社 2020年3月18日 無断転載禁止