津波到達点に京都の桜植樹、宮城 お披露目式典、「避難の目印に」

 宮城県亘理町の津波到達点付近に植樹された祇園しだれ桜=18日午後

 東日本大震災で被災した宮城県亘理町の海岸から4キロ超の津波到達地点付近で18日、植樹された祇園しだれ桜のお披露目式典が行われた。仙台市の主婦らが京都の造園家と協力し「津波避難の目印に」と2014年から県内の沿岸14市町で植樹を続けてきた。今回が最後の1本となった。

 町役場の前で開かれた式では京都市の造園家佐野藤右衛門さん(91)が育てた高さ約8mの桜の根元に、仙台市の主婦松田正子さん(65)らが土をかぶせた。脇には「大地震あとに気をつけ大津波」などと教訓を刻んだ石碑。松田さんは「桜が地域の皆さんの心に根付いて教訓が千年先にも伝わってほしい」と話した。

共同通信社 2020年3月18日 無断転載禁止