ブラジル大統領を市民らが批判 新型コロナ対策で消極的

 新型コロナウイルスに関する記者会見の最中、アルコール消毒液を使用するブラジルのボルソナロ大統領(左)=18日、ブラジリア(ゲッティ=共同)

 【サンパウロ共同】世界で猛威を振るう新型コロナウイルスへの対策に消極的なブラジルのボルソナロ大統領に批判が高まっている。経済を優先し、商業活動や人の移動の制限に後ろ向きな姿勢に、市民らが抗議行動を繰り広げている。

 ブラジルの感染者数は19日現在、600人を超え、死者は7人といずれも中南米最多となった。

 ボルソナロ氏は3月初め、世界的な感染拡大について「多くは空想にすぎず、大手メディアにより流布されているものとは違う」などと発言。最近も地元ラジオで「ヒステリーに陥ってはならない」と訴え、各州政府が独自に行っている規制が「経済を損なう」と批判した。

共同通信社 2020年3月20日 無断転載禁止