休館美術館、ネットに活路 「本物もぜひ」と来館期待

 大阪市立東洋陶磁美術館の「竹工芸名品展」を紹介したネット番組「ニコニコ美術館」の画面

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休館を余儀なくされた美術館や博物館で、展覧会や所蔵品の魅力をインターネットで発信する動きが活発化している。先行きが見えない中での試みだが、「本物もぜひ見て」と美術ファンの裾野拡大に期待している。

 「この作品、巨大な建築の模型のようにも見えませんか」。15日夜、休館中の大阪市立東洋陶磁美術館の「竹工芸名品展」の会場から、出川哲朗館長が生中継で解説するネット番組「ニコニコ美術館」が約3時間にわたって無料配信された。1万人以上が視聴し「美は細部に宿るって本当だな」「竹ってすごいね」といった感想が画面に次々と表示された。

共同通信社 2020年3月21日 無断転載禁止