女子ログ ガラケー賛歌・その後

 昨年末私はこの女子ログで、スマートフォンではない普通の携帯電話(ガラケー)の良さを述べた。今回はその続きの話をしよう。

 結論から述べると、私は今ガラケーを持っていない。手放してしまったのだ。運命のいたずらによって…。

 それは2月中旬のことだった。私はいつものように自宅で昼ご飯を食べ、歯磨きをし、午後の外出に備えてトイレに行った。壁のカレンダーを眺め、来月の予定を考えながらズボンに手をかけ、便器にしゃがもうとした次の瞬間…「カタン」と音がした。とっさに便器を見る。そこには便器の傾斜をスーッと滑っていく私のガラケーが。やばい!と思ったがもう遅い。運動神経のシナプス伝達よりも速く、ガラケーはその重さで簡易水洗式トイレの便蓋(ぶた)バリアを容易に突破し、文字通り、ポットンと奈落の底に消えていった。

 悲惨すぎる結末だ。こんな形で別れが来るなんて。トイレに水没はよく聞くけれど、まさかの「便没」とは。回収不能なのでデータは全てパーだ。へなへなとその場に倒れ込んだ。ばかな持ち主を許して。さようなら…。

 こうして私の「3年後のサービス停止までガラケー大切に使うぞ計画」はあっけなく終わった。そしてそれから1週間後、ついにスマホ…ではなく、「ガラホ」(ガラケーとスマホの中間)デビューしたのだった。

    (益田市 Faultier)

2020年3月22日 無断転載禁止