色とりどり60万本 安来・伯太でチューリップ見頃

色鮮やかに咲き誇るチューリップを楽しむ見物客
 チューリップの名所として知られる島根県安来市伯太町で、赤や黄、ピンクなど色とりどりの花が見頃を迎えた。約2ヘクタールの花畑に約60万本が咲き誇り、訪れた人を和ませている。来週前半ごろまで楽しめるという。

 伯太町東母里の市役所伯太庁舎周辺では毎年、地元生産者やNPO法人などが田植え前の田んぼを利用してチューリップを栽培。鮮やかな赤色の「ラリベラ」や黄色の「ゴールデンオックスフォード」や、愛らしい桃色の「ピンクインプレッション」など約100種類が植わる。

 今年は暖冬の影響で、平年より1週間ほど早い3月中旬に花が開き始めた。見物客は花畑を散策したり、オランダの風車小屋風の浄水施設をバックに記念撮影したりしている。

 鳥取県伯耆町大殿の主婦河野芙美子さん(72)は「暗いニュースが多い中、開放的な場所できれいな花を見て癒やされた。春の訪れを感じた」と話した。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、12日に予定していた恒例の「はくたチューリップ祭」は中止となり、会場周辺でのイベント開催はない。花の販売は、会場テント内に消毒液や手袋を置くなどの対策を取って実施している。

2020年4月9日 無断転載禁止