「コロナに負けない」 小野公民館が地域励ます

小野公民館の大久保佳美主事(左)から笑顔でポケットティッシュを受け取る地区住民
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で公共施設の利用が制限される中、島根県益田市戸田町の小野公民館が、「コロナに負けない!」というメッセージ付きの台紙を入れたポケットティッシュを来館者に配っている。疫病を防ぐ妖怪「アマビエ」を描いたほか、手洗い励行を呼び掛け、住民らが笑顔で受け取り、気持ちを新たにしている。

 新型ウイルスの感染拡大防止のため4月18日から市内全20公民館の貸し館業務が停止される中、テッシュ配布は、公民館主事の大久保佳美さん(36)と弘中裕子さん(54)が「少しでも住民の気持ちを明るくしたい」と企画。

 家庭で実践してほしいことを伝えようと、台紙のデザインのアイデアを出し合い、文字で「コロナに負けない」という地域共通の思いとともに「丁寧な手洗い」「せきエチケット」励行の呼び掛けを入れた。

 アマビエのイラストは弘中さんが担当。生誕伝承がある万葉歌人・柿本人麻呂をモチーフにしたキャラクター「おのまろくん」と組み合わせたものと、2種類を用意している。

 大久保さんからティッシュを受け取った同市喜阿弥町の大賀章二さん(71)は「感染拡大防止策を広く知ってもらおうという2人の気持ちが伝わる。家で実践したい」と話した。

2020年5月12日 無断転載禁止