ネットで結ぶ島根の就活 地元企業がPR

生配信で企業の特徴をアピールする採用担当者(右)=18日午前、松江市北陵町、テクノアークしまね
 島根県内の企業約100社が参加するインターネットでの合同企業説明会「しまねWEB合説LIVE!」(ふるさと島根定住財団主催)が18日、始まった。新型コロナウイルスの感染拡大で活動が制限される就活生と地元企業を結び、県内就職につなげるのが狙い。コロナの影響で新卒採用抑制の動きがある都会地から地方に人材が流れ込むことが予想される中、地元企業の採用担当者が社の特徴をアピールした。

 2021年度入社の新卒採用を巡っては、共同通信社が実施した都会地など主要111社を対象にしたアンケートで、26%に当たる29社が採用数を20年度より減らすと回答。昨春の16%に比べて10ポイント増え、コロナの影響で世界不況への警戒感が強まっている。

 この日の説明会でトップバッターを務めた島根トヨタグループ(松江市)人材開発室の村上亮介係長(40)は、地方で営業職として働くことの心構えを説いた。都会地での採用抑制の動きについて、島根で働く良さを再認識してもらえる好機と捉えており、「地元就職の受け皿となっていきたい」と述べた。

 21日に出演予定の浅利観光(江津市)の植田祐市社長も、地方の中小企業に優秀な人材が回ってくるチャンスとみる。一方で、コロナで打撃を受ける経済の回復が見通せないことを不安視し「今は事業維持が最優先。採用活動も力を入れなければならないが、学生の動きが読めず進め方が難しい」とも話した。

 説明会は松江市内の撮影スタジオで、1日13社程度が20分の持ち時間で採用情報を説明し、就活生の質問に答える。24日まで7日連続で動画投稿サイト「ユーチューブ」で、午前10時~午後5時に生配信する。

2020年5月19日 無断転載禁止