皆生温泉開発100周年、記念ポロシャツ好評

皆生温泉開発100周年のロゴマークなどがプリントされた記念ポロシャツ
 皆生温泉(鳥取県米子市)開発100周年を盛り上げようと、米子市観光協会が受注販売しているポロシャツが人気を集めている。観光PRにつなげるのが当初の狙いだったものの、新型コロナウイルスの影響で記念イベントが中止の憂き目に遭った。苦境に悩む観光業界を応援するため、ユニホームとして活用する地元企業から好評を博している。

 皆生温泉は、鉄道の山陰線の建設工事で訪れた、兵庫県浜坂町(現兵庫県新温泉町)生まれの有本松太郎を祖とする浜辺の温泉郷。1920年に開発され、現在では20を超える旅館やホテルが立ち並び、年間約40万人の宿泊客が訪れる。

 記念のポロシャツは、同協会が作成。左胸に弓ケ浜や温泉の湯煙をあしらったロゴマークを配し、背中には大山を望む皆生温泉周辺の景色と「海遊リゾート皆生温泉」の文字を入れた。袖には、別途200円で企業名や個人名を入れることができる。

 ただ、新型コロナが大きな逆風になった。計画していたイベントが相次いで中止になり、客足も大幅に減少。旅館は一時閉館を余儀なくされる厳しい状況に陥っている。

 苦境の観光業を支えようと動いたのが地元企業。ユニホームとしてポロシャツを購入している。学校法人かいけ幼稚園(米子市新開4丁目)では、職員70人分のポロシャツを買った。柳谷由里理事長は「開園55年目の節目でもある。地域への感謝の気持ちも込めて導入した。職員からも好評だ」と笑顔で話した。

 医療機関やIT企業などから約300着の注文が舞い込み、同協会の森下真一郎企画推進リーダーは「どの業界も大変だと思うが、100周年を盛り上げるために購入してもらい、感謝している」と喜んだ。

 色はレッドやコバルトブルー、ブラックなど全20色で7サイズ展開で価格は2500円。注文受け付けは6月12日までで、6月下旬までに手元に届く。問い合わせは同協会。電話0859(37)2311。

2020年5月28日 無断転載禁止