家族と過ごす姿撮影 エッセンシャルワーカーに感謝

野外で撮影の準備をする吉田智哉社長(右)=松江市浜乃木7丁目
 新型コロナウイルスが流行する中でも、社会生活の維持に不可欠な仕事に就く「エッセンシャル・ワーカー」を応援しようと、松江市浜乃木7丁目の写真館「吉田写真堂」が1日に特別割引を始める。晴天の日に屋外で撮影するプランを最大7割引きにする。吉田智哉社長(37)は「こんな時だからこそ、家族写真を楽しんでほしい」と利用を呼び掛けている。

 毎年、記念撮影を頼まれている医療従事者の夫婦から「迷惑を掛けるかもしれないので今年はキャンセルする」と連絡を受けたのがきっかけだった。

 写真館は感染予防のため4月12日から5月末まで臨時休業。吉田さんは自宅で家族と過ごす時間が増え、家族写真を残す大切さを痛感した。目に見えないウイルスと闘う人を応援したいと思い、大幅な割引プランを用意した。

 対象は医療機関、福祉施設、保育、配送やスーパーなど小売業といった流行下でも自宅待機をしない仕事の従事者。勤務形態は問わない。

 1日から7月31日まで予約を受け付ける。通常3万円から6万円までのプランが対象で、30分の撮影と30カット分の写真データがセットになった通常3万円のプランが1万円で利用できる。家族を大事にしてもらおうと、特定業種以外の人も、期間中は半額の1万5千円で提供する。

 撮影時は「3密」を避けるため、屋外で晴天時のみ行う。望遠レンズを使用して撮影者と10メートル以上間隔を空けた上で撮影する。吉田さんは「感謝の気持ちを持って皆さんの今の姿を残したい」と話した。

2020年6月1日 無断転載禁止