アクアスが営業再開 シロイルカも来館心待ち

1日の再開に向けてシロイルカのプールを掃除する飼育員=浜田市・江津市、しまね海洋館アクアス
 新型コロナウイルスの影響で臨時休業していた島根県営15施設が1日に再開される。4月に開館20周年を迎えたしまね海洋館アクアス(浜田市・江津市)では31日、係員が水槽を清掃し、迎え入れる態勢を整えた。「コロナ後」の日常に向け、そろりと一歩を踏み出す。

 アクアスは県内での感染者確認を受けて、4月10日から全面休業。4月の来館者は968人(前年同月3万4千人)、5月は開館以来初めて0人(同4万9千人)となった。

 再開に当たり「3密」対策を徹底。来館者が密集・滞留しないようパフォーマンスを当面休止するほか、多くが触れる箇所を1時間置きに消毒する。中国5県外からの来館は引き続き自粛を求める。

 2カ月近くの休業は生き物にとっても初の経験。人恋しかったのか、シロイルカは水槽越しにスタッフを見つけると、近寄ったという。この日も飼育員がプールの底を掃除すると、足ひれを口で引っ張り、清掃用スポンジを取り上げて、かまってほしそうなしぐさを見せた。

 経営課企画広報係の近重尚弘主任(45)は「安全に楽しんでもらえるよう対策をしっかりやる。シロイルカも来館を心待ちにしている」と話した。

 このほか県立美術館(松江市)や浜山公園(出雲市)、県芸術文化センター・グラントワ(益田市)などが再開する。

2020年6月1日 無断転載禁止