山陰両県、ビアガーデン開始の動き 感染防止対策を強化

ビアガーデンのオープンに向けて準備を進めるスタッフ=松江市西茶町、松江ニューアーバンホテル別館
 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されたことを受け、山陰両県で「ビアガーデン」を始める動きが出ている。開催を決めたホテルなどは会場の座席数削減や料理の提供法を変更するなど感染防止対策を強化し、夏の風物詩を絶やすまいと工夫を凝らす。

 松江ニューアーバンホテル(松江市西茶町)は宍道湖を望む別館屋上の「スカイビアガーデン」を5日にオープンする。例年の5月末より少し遅れたが、期間は従来と同じ9月21日まで。今年は土日曜日、祝日に予約限定でランチタイムにも開催する。

 新型コロナでオープンが危ぶまれたが、緊急事態宣言が解除となり、感染予防対策を講じることで実施できると判断。例年設置する約80席は40席に減らすほか、ビールのお代わりはカウンターで受け付けず、各テーブルに3リットルの小型サーバーを設置する。

 オープンに向け、会場の設営準備を進める商品企画部の岡寿美子さんは「ビアガーデンは夏の風物詩。いつも通り楽しんでほしい」とPRする。

 ANAクラウンプラザホテル米子(鳥取県米子市久米町)は7月にビアホールを始める予定。客同士の接触を抑えるため、従来ビュッフェスタイルだった飲食の提供は注文を受けたスタッフが提供する形に変更する。安養寺亨執行役員は「席の配置など、さらなる感染防止対策を考えていかないといけない」と頭をひねる。

 米子市中心市街地で毎月最終金曜日に定期開催してきた「地ビールフェスタ」は26日、5カ月ぶりに再開する。会場を広く確保し、出店飲食業者にフェースシールドの着用を求めるほか、支払いにキャッシュレス決済の導入を決めた。

 運営する角盤町商店街振興組合の森紳二郎代表理事は「安心安全を担保しつつ、落ち込んでいる地元経済の振興を図りたい」と意気込んだ。

2020年6月4日 無断転載禁止