浜田の島津さんがネットで写真展 コロナで個展中止

ネット上で「益田糸操り人形」の写真作品を公開している島津ヒロユキさん=浜田市内
 島根県指定の無形民俗文化財「益田糸操り人形」の写真を撮り続けるテレビカメラマン、島津ヒロユキさん(60)=浜田市旭町今市=がインターネットサイトでえりすぐりの作品を公開している。7月に浜田市内で予定していた個展の開催を新型コロナウイルスの影響を考えて取りやめ、発表の場をネット上に変更。デジタル画像を拡大し細かな人形の表情まで見られる、と好評だ。

 糸操り人形を写真に収めるようになったのは20年ほど前、記録映像の撮影を頼まれたのがきっかけ。踏み板の上から十数本の糸で操られる人形の映像を撮るうちに、奥ゆかしい人形の独特の雰囲気に引かれ、カメラも向けるようになり、表情をアップで捉えたものなど2万枚以上撮ってきた。

 7月の展示用として画像を印刷するなど準備してきたが、新型コロナウイルス感染が広がり収束の見通しが立たない中、見てもらう人に安心して楽しんでもらうため、会議などが「オンライン」で行われていることをヒントに、ネット上で公開にすることにした。

 公開作品は人形だけでなく、糸を操る手の動き、真剣な表情など舞台裏を含む110枚。うち公演のリハーサルの様子を上から写した一枚は、複数の糸の巧みで複雑な操作の様子がよく分かる。記録映像の動画も併せて公開している。

 公開作品は不定期で更新する予定。島津さんは「出番を待つ人形にも人と同じように独特の表情がある。普段は見ることができない人形の表情を細部まで見てほしい」と話している。

 展示のURLは次の通り。http://user.iwamicatv.jp/screw/screw.htm

2020年6月7日 無断転載禁止