万感胸にコート躍動 松江東高バスケ部3年生、区切りの紅白戦

ユニフォーム姿で熱戦を繰り広げる松江東高校の選手たち=松江市学園南1丁目、市総合体育館
 新型コロナウイルスの影響で島根県高校総合体育大会が中止されたのを受け、代替大会とは別に、3年生に最後の花道をつくろうという動きが出ている。松江東高(松江市西川津町)バスケットボール部は7日、3年生が全員そろう最後の試合として、松江市学園南1丁目の市総合体育館で紅白戦を実施。選手たちは試合用ユニホームを着て躍動し、ひたむきに練習に打ち込んだ3年間の思いの丈をプレーに込めた。

 このうち女子は、3年生11人のうち6人が7月以降に開催が検討されている代替大会まで部活を続け、残りの部員は引退を決めている。紅白戦は、同部の藤原弘晃顧問らが企画。感染予防対策をした保護者らが応援に駆け付けた。

 3年生チームと、1、2年生の混合チームが対戦。序盤から3年生が力の差を見せつけてリードを保ち、108-50と圧勝した。3年生全員がコートに立てるよう特別ルールを設け、フリースロー時に、けがで走られない選手も登場。試合終了後は、活動を支え続けた保護者らに礼をして感謝を伝えた。

 主将の渡部遥さん(18)は「勝ち負けより、みんなでバスケができることをかみしめながらプレーした」と笑顔。この試合が最後となる杉谷優奈さん(18)は「やればやるほどバスケがしたくなるが、この試合でやりきることができ、区切りがついた」とすがすがしい表情を見せた。

 試合後は部員全員で記念撮影。藤原顧問は「記録には残らないが、間違いなく記憶に残る試合になった。これまでよく頑張った」と、3年生をねぎらった。

 隣のコートでは男子も紅白戦を行い、3年生17人が汗を流した。

2020年6月8日 無断転載禁止