サプリや青汁の販売好調 島根県内メーカーに特需

売れ行きが好調なウェルネス黒田店のプロテインコーナー=松江市黒田町、ウェルネス黒田店
 新型コロナウイルスの巣ごもりで、運動不足や食生活の乱れからくる「コロナ太り」に悩む人が増え、ダイエットサプリなどの販売が伸びている。健康意識の高まりを受け、青汁などの売れ行きも好調で、販売する島根県内のメーカーに特需が生まれている。

 自社栽培のモロヘイヤに寒天を混ぜたダイエットサプリなどを通信販売する、いづも農縁(出雲市稲岡町)。感染拡大による消費の冷え込みで、4月は新規顧客の獲得数が平年比で4割減と大きく落ち込んだが、5月は一転、2割増までV字回復した。

 中旬に出した新聞広告で電話注文が殺到。東京や大阪の60代女性が主な客層で、購入者からは「自粛期間中の食べ過ぎで太ってしまった」との声が目立った。吉岡佳紀社長は「今後も体調管理に気を配る人が増える」とし、7月ごろまで増加傾向が続くと見込む。

 しまね有機ファーム(江津市桜江町市山)は3月以降、桑の葉の青汁やサプリメントのセールをウェブ上で展開し、月間の売り上げが前年比約2倍で推移している。

 原料とする桑の葉は、食後の血糖値上昇を抑える効果があるとされる。古野利路副社長は「コロナ感染者の中でも重篤化しやすいのが糖尿病患者と言われ、予防のために購入する人が増えたのでは」と分析した。

 ドラッグストアでも消費動向に変化が生じている。ウェルネス黒田店(松江市黒田町)はプロテインやアミノ酸の商品が好調で、これまでトレーニング目的など購入者が限られていたが、少ない運動で筋力維持が図れると購入する人が増えているという。普段のお茶を健康茶に変える動きもあり、蔵達也店長は「コロナを機に、健康関連食品を購入する客層が広がっている」と話した。

2020年6月11日 無断転載禁止