地域経済振興へ 境港市が「アマビエ」デザインの商品券

境港市が市民に配布する「アマビエ」をデザインした商品券(右)と「鬼太郎」やクロマグロが描かれた食事券=境港市上道町、市役所
 新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ地域経済の振興策として、鳥取県境港市が市民に配る商品券に、同市出身の漫画家・故水木しげるさんが描いた疫病を防ぐ江戸時代の妖怪「アマビエ」をデザインした。コロナ退散の願いを込めた。食事券には鬼太郎や旬のクロマグロをあしらい、市民に楽しい気分で使ってもらう。

 アマビエは熊本県に現れたとされる半人半魚の妖怪。感染拡大に伴い会員制交流サイト(SNS)で話題になっている。市は商品券にアマビエを取り入れ、食事券には港町らしくマグロとカニ、鬼太郎をあしらった。大きさはともに縦7.6センチ、横15センチ。

 商品券と食事券は、感染拡大の影響で売り上げが低迷する地元の商店や飲食店を下支えするため市が発行。市民1人当たり5千円分の商品券と、高校生以下の子どもを持つ世帯に、子ども1人当たり5千円分の食事券を配る。事業費は2億400万円。

 商品券は市内約280店舗、食事券は約100店舗で利用でき、市は6月中旬に世帯主宛てに郵送する。市水産商工課の米村正之係長は「コロナ収束の願いを込めた商品券をどんどん使って、地元経済も元気にしてほしい」と呼び掛けた。

2020年6月11日 無断転載禁止