松江城ツアーが再開 にぎわい取り戻す一歩

観光客に松江城天守の歴史や特徴を紹介する甲冑姿の案内人(右)=松江市殿町
 都道府県をまたがる移動自粛が全面的に解禁となり20日、初めての週末を迎えた。松江市殿町の松江城では、新型コロナウイルスの影響で中止していた城郭を巡る観光ツアーが再開され、黒色のマスクを着けた武者姿のガイドが難攻不落とうたわれた城の構造を案内した。

 4年前に始まったツアーは毎週土曜日の午前と午後に各1回実施してきたが、4月上旬から中止していた。再開初日のこの日は、「まつえ時代案内人」を名乗るガイドが午前に3人、午後に2人を案内。松江開府の祖・堀尾吉晴氏が激戦をくぐり抜けた経験から籠城戦に強い構造を採用したことを紹介した。

 また、周囲を展望する天守内部に設けられた飲み水を確保するための井戸や、敵の侵入を迎え撃つ「石落とし」「狭間(さま)」といった防衛設備も解説した。

 ガイドを務めた松江観光協会の小玉佳彦業務・企画グループリーダー(47)は「今年は天守の国宝指定5周年の節目。今後もウイルスと向き合いながら、城が注目されるようガイドを努めたい」と話した。

2020年6月21日 無断転載禁止