遊歩道江津側、喜びの開通 国名勝・千丈渓

約7年ぶりに開通した遊歩道から渓流を眺める江津市観光協会桜江支部の山本紀彦支部長(左端)ら
 島根県江津市桜江町市山と邑南町日和にまたがる国名勝「千丈渓」で、2013年夏の豪雨で被災し復旧工事中の遊歩道のうち、下流の江津市側1.4キロが開通した。新型コロナウイルスの影響で、観光客の動きはなお予断を許さない中、市観光協会桜江支部は朗報を受け、秋の紅葉シーズンに向けて散策イベントの協議を始めた。

 県立自然公園にも指定されている千丈渓は、岩肌が浸食されてできた、1級河川八戸川の支流・日和川沿いの延長4.8キロ。13年8月の豪雨で土砂崩れ、落石、橋の破損など計30カ所の被害があり、管理する県が翌年から復旧工事を続けてきた。邑南町側の遊歩道も20年度中の開通を予定している。

 滝、淵、大岩などが楽しめる渓谷は、豪雨前、年間3千人程度が訪れていた。地元団体が清掃し、食事を楽しむイベントを開くなど、人口減少が進む地域の貴重な地域資源。市観光協会桜江支部の山本紀彦支部長は、遊歩道開通を「地域を盛り上げる契機にしたい」とし、現地を訪れてイベントなどの構想を練っている。

2020年7月1日 無断転載禁止