食と宿泊「お得」実感 プレミアム券利用開始

宿泊客(左)からプレミアム付き宿泊券を受け取る従業員=松江市西茶町、松江ニューアーバンホテル
 新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ消費を喚起するために、島根県が発行するプレミアム付き「宿泊券」と「飲食券」の利用が10日、始まった。県内の飲食店や宿泊施設では県民が早速、券を利用して食事や宿泊を楽しみ、お得感を実感。地元経済の回復に向け、店舗や施設の関係者は効果を期待した。11月末まで利用できる。

 松江市殿町の料亭・蓬莱吉日庵では昼の営業で、3組8人が1千円券を計13枚使用。券をきっかけに来店した雲南市三刀屋町三刀屋の主婦、坂本扶美子さん(56)は家族ら3人と「和フレンチ御膳」を堪能し「お得感があるので余計においしく頂けた」と笑顔を見せた。同店を運営する魚一の吉村日出国社長(63)は「感染拡大前の客足にはまだ戻っていない。どんどん使ってもらいたい」と話した。

 松江市西茶町の松江ニューアーバンホテルでは、松江市の男性会社員(57)が、先延ばしにしていた歓迎会を開くため同僚3人と来館。チェックイン時の支払いで宿泊券を使い「久しぶりにみんなが集まる機会。ビアホールでの料理、お酒と、温泉を楽しみたい」と心を躍らせた。

 宿泊券は5千円券を3千円で販売し、1世帯20枚まで購入できる。飲食券は6千円分の券(1千円6枚つづり)を4千円で販売し、1人5枚まで購入可能。10日現在、宿泊約230施設、飲食約1400店で利用できる。

 申し込みはウェブ(インターネット)、電話、はがきで、宿泊券は9月30日まで、飲食券は7月31日まで先着順に受け付け。ウェブが多く、県は電話とはがきでの申し込みを促している。

 申し込みが集中し、券が届くまで2週間以上かかることがある。はがきで申し込み、郵便振替での支払いを選んだ場合は、入金確認後に券を届けるため、時間がかかるという。

2020年7月11日 無断転載禁止