島根県高校総体代替大会 ソフトボール女子 大東、粘ってサヨナラ

 島根県高校夏季体育大会は26日、ソフトボール、バレーボール、バスケットボールの3競技があった。ソフトボールは男女の決勝を行い、女子は大東が三刀屋にサヨナラ勝ちし、男子は三刀屋が安来をコールドで破った。

 バレーボールは出雲地区女子の順位決定リーグがあり、大社が1~3位決定リーグで2勝し、頂点に立った。バスケットボールの松江地区は男子が松江東と松江西、女子は松徳学院と松江商がそれぞれブロック決勝を制した。

 大会は8月1日に、松江市の県立武道館で柔道が行われる。


優勝 一人も諦めなかった

【ソフトボール女子決勝・三刀屋-大東】7回裏大東2死二塁、女鹿田朋香が左前にサヨナラ打を放つ=加茂中央公園野球場
 追い込まれた状況で、つなぐ意識がサヨナラ勝ちを呼び込んだ。ソフトボール女子決勝で、大東が最終回2死から2本の適時打で勝負を決めた。出場予定の全国大会が新型コロナウイルスで中止となった悔しさをぶつけ、ホームベース付近に歓喜の輪ができた。

 2点を追う最終回、遊ゴロで1点差とするも、既に2死。ただ、女鹿田朋香主将が「誰一人諦めていなかった」と話すように選手は笑顔だった。

 走者を一塁に置いて2番佐々木桃香は「後ろは打てる打者。大きい当たりはいらない」と外角低めをコンパクトにスイング。左中間二塁打で追い付いた。

 押せ押せムードにも3番女鹿田は冷静だった。2球で追い込まれながらファウルで粘り7球目。「内野の間を抜く」と力まずに低めを振るとライナーが左翼へ。「落ちてくれ」と願いを込めた打球が外野の芝生で跳ねた。

 12年ぶりに出場予定の今春の全国選抜が新型コロナで中止され、総体もなくなり「気持ちが切れた」(女鹿田)。切り替えに時間はかかったが、高校最後の試合でうれし涙を流した。佐藤和宣監督は「諦めずによく戦った」とたたえた。

 最終回、下位の1、2年生が粘り、上位につなげた点は見逃せない。女鹿田は「いい形で次に引き継げる」と2011年以来の県総体制覇へ、後輩にバトンを手渡した。

2020年7月27日 無断転載禁止