鳥取・島根の相互観光推進 GoTo活用の考え示す

平井伸治鳥取県知事(左)に提言書を渡す松村順史代表幹事=米子市末広町、米子コンベンションセンター
 鳥取県の平井伸治知事が1日、島根県と連携し、両県民を対象とした観光振興を強化する考えを示した。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている地元観光業の支援に向け、一丸となって取り組む必要があると強調。政府の支援事業「Go To トラベル」を活用し、相互の観光を宣伝して需要喚起を図る。

 同日、米子市内で鳥取県経済同友会の松村順史代表幹事が両県連携による観光振興を提言したのに対し、答えた。近く、島根経済同友会も丸山達也島根県知事に同様の申し入れを行う予定で、平井知事は丸山知事と協議して具体策を詰めるとした。

 鳥取県同友会は東京、大阪などで感染者が増え、都市部からの観光客は当面期待できないと指摘。新型コロナに伴う山陰両県の観光支援策の対象が、自県民のみが主流となっているとして、つながりが深い両県が協調して需要喚起を図るよう要望した。同席した島根経済同友会の石丸文男代表幹事も「観光は裾野が広い。早急に対策を進めてほしい」と求めた。

 平井知事は「時宜を得た提案で、山陰を見つめ直す機会になる」と賛同。「Go To トラベル」をはじめ、政府や旅行大手が実施中の支援事業を活用した両県内観光の呼び掛け強化を例示した。

 山陰両県が独自で特典付きの新たな支援事業を打ち出すことについては「(丸山知事と)話し合ってみたい」と述べた。

2020年8月2日 無断転載禁止