戦後75年 平和の火つなごう

津和野町役場本庁舎前で、池田雅修さん(左)に反核平和の火をリレーする第1走者の田中弥さん
 「語り継ごう 走り継ごう ヒロシマの心を」をスローガンに県内15市町でトーチを引き継ぐ「県反核平和の火リレー」が3日、出発地の島根県津和野町をスタートした。1982年に広島県で始まり全国に広がった運動で、県内では労働組合員でつくる県青年女性平和友好祭実行委員会が87年から実施。新型コロナウイルスの影響で参加者予定者は減ったが、11日の松江市のゴールまで、今年も「反核」の誓いをつなぐ。

 トーチは平和記念公園(広島市)の「平和の灯(ともしび)」から採火し、津和野町森村の旧国民宿舎青野山荘入り口から松江市殿町の県庁までの391.7キロ、キャラバンカーを走らせながらリレー。道中、各市町に対し、原子力に頼らない社会づくりを求める要請書を提出する。

 実行委によると、今年の参加者は、コロナ禍により雲南市内で走れない区間もあり、昨年より100人ほど少ない約200人。

 初日は、吉賀町六日市の町役場まで、約30人が計56.5キロをリレー。最初の中継点となった津和野町日原の町役場本庁舎前では、同町職員田中弥(わたる)さん(18)が益田市職員の池田雅修さん(25)に平和の火をつないだ。田中さんは「反核への思いを新たにした」と話し、池田さんは「しっかり走って火をつなげたい」と出発した。

2020年8月4日 無断転載禁止