3密気にせず伸び伸びスポーツ 鳥取の2社、屋外コート開発

楽しみながら使い勝手を試す宇佐美孝太社長(中央)と職場体験の高校生たち=鳥取県八頭町見槻中、隼ラボ
 新型コロナウイルスの影響で屋内での活動が制限される3人制プロバスケットボールチームの運営会社など鳥取県内2社が工事現場用の樹脂敷板を活用し、屋外スポーツコートを開発した。屋外に敷板60枚を並べて作り、既製のスポーツコートの半値以下。バスケに限らず屋内スポーツ愛好者が「3密」を気にせず、青空の下で伸び伸びと楽しめるよう願う。9月中旬の発売を目指す。

 3人制バスケ国内プロリーグに参戦した鳥取ブルーバーズを運営するスカイヤー(鳥取県大山町加茂、宇佐美孝太社長)と樹脂敷板などネット通販のダブルノット(同県八頭町見槻中、高林努社長)が組んだ。

 コロナ禍で今季リーグが中止になり、体育館で練習できても観客を招くイベントは開けない中、宇佐美社長が高林社長に相談。トラックや重機がスムーズに走れるよう現場に敷く敷板に塗装を施して並べ、コートを作る方法を発案した。

 敷板は、ウッドプラスチックテクノロジー(倉吉市谷、中山東太社長)の製品で、木とプラスチックの複合材料を使い、柔軟で割れにくい。長さ2.4メートル、幅1.2メートルで、厚さは滑り止めの突起を含め13ミリ。60枚並べると幅15メートル、奥行き11メートルの3人制バスケのコートになる。

 既製品と違い、並べた時にずれにくくする連結部がなく、公式戦には使えないが、テープで固定すれば、ずれを防げる。未舗装の地面にもなじみ、ボールの弾み方は体育館に引けをとらない。60枚セット200万円。500万円程度する既製品より大幅に価格を抑えた。ゴール周辺のエリアだけ敷いて手間を減らし、イベントなどにも使える。

 宇佐美社長は「安価で導入のハードルが低い。鳥取砂丘などで景色を眺めながら、思い切りスポーツを楽しんでもらえるといい」と幅広い活用に期待する。

2020年8月17日 無断転載禁止