感染者は松江市立病院職員 院内濃厚接触者なし

 松江市が18日、17日に新型コロナウイルス感染が判明した30代女性は松江市立病院(松江市乃白町)の職員だと発表した。8日以降は出勤しておらず、市は家庭内での感染とみて、病院内での濃厚接触者はいないとしている。

 女性は、立正大淞南高校のサッカー部寮に仕事で出入りし、8日に感染が確認された70代男性と同居する家族。8日は仕事を休み、9日以降は濃厚接触者として自宅待機していた。同日のPCR検査で陰性だったが、17日に嗅覚異常があったため再検査を受け、陽性反応が出た。軽症という。

 市は本人の特定につながるとして具体的な職種は明らかにしていない。外来患者など不特定多数と接触する機会はないとしている。

 市役所で会見した松浦正敬市長は、女性が10日前から出勤していないことを理由に「院内で感染が広がる可能性は極めて低い」と説明した上で、万一の可能性を残さないため、接触した可能性のある患者や職員のPCR検査を実施するとした。18日は接触者など92人に実施し、いずれも陰性だった。

 市立病院は感染者が入院する感染症指定医療機関。18日時点で他に感染を疑われる症状を訴えている患者や病院関係者はいない。

 立正大淞南では8日夜以降、サッカー部の寮生を中心に次々と陽性が判明し、学校関連で国内最大規模のクラスターとなった。70代男性の周辺でも市立病院勤務の30代女性のほか、同居する60代女性と30代女性2人の感染が判明した。

 市はこの日、関連感染者104人のうち、入院していた18人が退院したと明らかにした。17人は立正大淞南の生徒で、市は4週間の経過観察を要請した。入院中は同校生徒23人を含む計28人となった。

 島根県内の感染者は計133人。

2020年8月19日 無断転載禁止