いやタクシーが思い出づくり 園児へ遠足プランを企画

クイズや動画上映などを盛り込んだ遠足プランを売り込むいやタクシーの社員=松江市東出雲町錦浜
 新型コロナウイルスの感染拡大により今年遠足に行けなかった園児たちのため、貸し切りバスを運行するいやタクシー(松江市東出雲町揖屋)が独自の遠足プランの取り扱いを始めた。松江市内の幼稚園と保育園が対象で、出雲空港(出雲市斐川町沖洲)を目的地とし、車内でクイズを出題するなど特別な遠足気分を演出する。8月末までの期間限定。

 プランは観光案内を担うバスガイドが乗車する。空港まで車内では「宍道湖で採れる漁獲量日本一の貝は?」などパネルを使った3択クイズを出題するほか、バス点検の様子を紹介する動画を上映し、楽しんでもらう。園児たちが飛行機を見られるよう、空港での離着陸時間に合わせて運行する。

 車内には消毒液や空間除菌装置を設置し、座席には飛沫(ひまつ)防止ボードを取り付けるなど感染防止対策を講じている。利用料金は1台当たり税別で中型バス(定員27人)が6千円、大型バス(同約50人)が7千円。

 遠足シーズンの4、5月にコロナが流行したため遠足のキャンセルが相次ぎ、同社のバス事業は大打撃を受けた。年長者の最後の思い出づくりを望む保育園などの声を受け、空いているバスを活用して企画した。

 同社企画担当の植野美菜子さん(34)は「思い出づくりと併せて地元やバスへの理解も深めてもらいたい」と話した。

2020年8月19日 無断転載禁止