立正大淞南高、学校再開 生徒に感染予防研修会

研修会で新型コロナウイルスの感染予防策を学ぶ生徒たち=松江市大庭町、立正大淞南高校
 新型コロナウイルスの大規模クラスター(感染者集団)が発生した私立立正大淞南高校(松江市大庭町)が1日、夏休みを含めて25日ぶりに学校を再開し、全校生徒を対象に感染予防に関する研修会を開いた。入院していた全40人の生徒も既に退院しており、7日から通常授業を始める。

 立正大淞南高では8月、サッカー部寮生を中心とする大規模クラスターが発生し、生徒や関係者など合わせて108人の感染が判明した。同校は直後から休校していたが、生徒の健康が回復し、学校施設の消毒作業も完了したことから、当初予定より2週間遅れで2学期をスタートさせた。週内は分散登校を行う。

 研修会は体育館で学年別に行い、松江保健所の職員が飛沫(ひまつ)や接触による感染を防ぐため、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を意識して日常生活を送るよう呼び掛けた。熱中症に留意しながら正しくマスクを着用し、せっけんを使って2回手洗いを繰り返せばウイルス量を100万分の1程度まで抑えることができることなどを実践を交えて説明した。

 食事の際に室内に2人以上いる場合は換気を行い、向かい合わずに2メートル以上の距離を保つよう伝え、引き続き感染予防策を徹底するよう念押しした。

 取材に対し、北村直樹校長は「多くの方の献身的な支援によって学校が再開できた」と感謝を示し、「生徒たちは支援に対する恩返しの気持ちを持ち、夢や目標に向かって進んでもらいたい。学校は全力で応援していく」と話した。

 さらに、学校近隣の店舗で客足が減っているとして「本当に残念で心を痛めている。安心で安全なエリアなので、誤解せず、正しい認識で利用いただきたい」と呼び掛けた。

2020年9月2日 無断転載禁止