立正大淞南高クラスター 松江市が収束宣言

 私立立正大淞南高校(松江市大庭町、生徒数309人)で発生した大規模クラスター(感染者集団)について、松江市が10日、収束を宣言した。サッカー部寮生を中心に108人が感染した国内最大規模の学校関連クラスターとなったが、8月25日を最後に感染者は出ておらず、全ての濃厚接触者の健康観察期間も終了し、これ以上の感染拡大はないと判断した。

 立正大淞南では8月8日以降、生徒や教員、出入り業者などの感染が次々に判明した。感染者の内訳は、生徒96人▽教員2人▽生徒の接触者など4人▽仕事で寮に出入りしていた男性の関連6人-で、50人が入院した。重症者はおらず、既に全員が退院した。感染者には帰省先で感染が判明した寮生1人が含まれ、入院の有無は不明という。PCR検査を受けた関係者は1009人に上った。

 記者会見で収束宣言をした松浦正敬市長は感染者に対する誹謗(ひぼう)中傷が後を絶たないとして「非難するのではなく、支援の手を差し伸べてほしい」と求めた。

 市によると、調査に入った厚生労働省クラスター対策班は8月中旬の中間報告で、寮生が間隔を空けずに食事をしていたことや脱衣所の換気が不十分だった点を指摘したという。

 学校は7日から通常授業を再開しており、野球部は11日から始まる秋季中国地区大会島根県予選に出場する。

2020年9月11日 無断転載禁止