小6生スポーツの独自大会計画 保護者、指導者が奔走

大会に向けて練習に励む津田キャリッドの選手たち
 新型コロナウイルス感染拡大で小学生のスポーツ大会が相次いで中止になったことを受けて、保護者や指導者が独自の大会を開く動きが出ている。6年生にとっては小学生最後の舞台にもなる試合の機会をつくろうと奔走。子どもたちは新しい目標に向け、練習に励んでいる。

 津田小学校(松江市東津田町)の2~6年生16人が所属する女子バレーボールチーム「津田キャリッド」の保護者は、県東部の8チームを招いた大会を22日に同校体育館で開く。

 3~7月に出場を予定していた5大会が中止になり落胆する子どもたちの姿を見て、6年生の保護者が独自の大会開催を模索。練習試合で交流があるチームに声を掛けた。青戸稀星(きらら)主将(6年)の父・英二さん(41)=松江市東津田町=は「小学バレーの最後はいい思い出で締めくくらせてあげたい」と話し、当日は運営の中心を担う。

 日本バレーボール協会の指針を基に、保健師の資格を持つ保護者を中心に感染症対策を練った。チーム間の接触を減らすため、待機場所として近くの公民館を利用。トイレやボールの消毒は保護者が担い、ネットはセットごとに行う。8月の練習試合で試行した。

 米津弘隆監督(53)は「保護者の協力でスポーツができると実感した」と話し、稀星さんは「試合ができるのがうれしい。優勝したい」と意気込む。

 また、松江市の宍道サッカークラブは「ししじカップ」を主催。県東部の5チームを招き、拠点の宍道小学校(同市宍道町宍道)で19、20の両日に行う。

 今年は12ほどの大会出場を予定していたが、これまでにあったのは一つだけ。大野剛史監督(43)は「練習の成果を出す場がない。一つでも多く試合をさせたい」と大会を企画。チーム運営費で消毒液を購入して感染症対策を取ることにしており「安心して参加できる大会を目指す」と準備に余念がない。

2020年9月17日 無断転載禁止