感染対策十分、原因特定至らず 全濃厚接触者が陰性

感染対策の点検調査のため鳥取県済生会境港総合病院に入る千酌浩樹教授(手前)=19日午前、境港市米川町
 新型コロナウイルス感染者の介助を担当した女性医療従事者の感染が確認された済生会境港総合病院(鳥取県境港市米川町)に19日、鳥取県感染制御専門家チームが入り、防護具の着脱方法など院内感染対策の点検調査を行った。その結果、十分な感染対策が取られていることを確認し、原因特定には至らなかった。一方、女性の濃厚接触者13人のうち、この日検査した家族2人は感染しておらず、全員の陰性が確認された。同僚ら43人も陰性だった。

 県健康政策課によると点検検査は、鳥取大医学部付属病院の千酌浩樹教授と上灘紳子感染管理認定看護師が担当。防護具や作業動線、消毒方法のほか、入院中の感染者がいる「汚染エリア」と、感染の恐れがない「清潔エリア」、その中間に設けた「準汚染エリア」の状況を調べた。

 結果を踏まえ、県は県内の感染者受け入れ医療機関に対策の徹底を求める。具体的には、三つのエリアに出入りする際に空気の流れに気をつける▽各エリア間の物品受け渡しを慎重に行う▽防護具を脱いだ後は気が緩みやすいため飲食や会話時に注意を払う-など。

 済生会境港総合病院には県西部で発生した建設業従事者関連のクラスター(感染者集団)のうち感染者4人が入院していた。

2020年9月20日 無断転載禁止