受付係は分身ロボット コロナ感染リスク低減

博愛こども発達・在宅支援クリニックが導入したオリヒメ=米子市両三柳
 新型コロナウイルス感染対策で、博愛こども発達・在宅支援クリニック(鳥取県米子市両三柳)が、遠隔操作できるロボット「Orihime(オリヒメ)」による外来受け付けを始めた。山陰両県の医療機関では初の試みで、来院者と接触せずに受け付けを済ませることができ、職員や院内の感染リスクを低減できる。

 同クリニックでは、職員が外来入り口前で来院者に聞き取りし、コロナや他の感染症の疑いがないかチェックしていた。

 ただ、コロナに感染した場合重篤化の恐れがある基礎疾患を持つ子どもが通院しており、職員を含めた院内感染を未然に防ぐため、オリヒメの活用を考案。「コラボレーション・コンサルティング」(同市末広町)から借りた。

 クリニック内の受付にいる職員が、タブレット端末を操作し、オリヒメを通じて来院者に氏名や病状のほか、2週間以内のコロナ感染者、濃厚接触者との接触の有無などを確認する。オリヒメは手を振ったり、うなずいたりできるので、身ぶり手ぶりを交えた意思疎通ができる。

 同クリニックの玉崎章子院長は「人が操作するオリヒメは患者のさまざま症状に臨機応変に対応できる。愛嬌(あいきょう)があり、受付係として活躍している」と話した。

 オリヒメは「オリィ研究所」(東京都)が開発した高さ21.5センチのロボット。搭載したカメラやマイク、スピーカーで映像を見られるほか、会話もできる。

2020年9月20日 無断転載禁止