隠岐場所、集大成の一番 OBの胸借り代替大会

社会人(右)と取組を行う隠岐水産高校の相撲部員=島根県隠岐の島町都万、都万相撲クラブ室内相撲場
 新型コロナウイルスの影響で高校生活最後の公式戦が中止になった隠岐水産高校(島根県隠岐の島町東郷)の相撲部員のための「卒部試合」が19日、隠岐の島町都万の都万相撲クラブ室内相撲場であった。地元の社会人選手との交流大会に3年生3人を含む7人が出場。OBらの胸を借り、集大成の取組に汗を流した。

 相撲部は、出場を決めていた全国高校選抜大会をはじめ、県高校総体や全国高校総体、国体が全て中止・延期になった。練習でも接触感染を防ぐため一部メニューの自粛が続いた。

 卒部試合は、相撲が盛んな都万地区の社会人選手の発案で実現。個人戦と団体戦を行い、国体出場経験がある大人たちに体をぶつけた。力強い上手投げや寄り切りが決まる度に、見守った保護者たちから拍手が起こった。

 終了後は、社会人選手や保護者にお礼のちゃんこ鍋を振る舞い、3年間の競技生活に区切りを付けた。主将の野坂輝吏さん(17)は「引退試合を開いてもらい感謝したい。これからも、島で相撲を続けていきたい」と話した。

2020年9月20日 無断転載禁止