山陰中央新報セールスセンター 高校生の逸品、セット販売へ

「山陰の高校生を応援!オリジナル商品セット」を紹介する社員
 実習で製造した加工食品の販路が新型コロナウイルスの影響で失われた山陰両県の高校を応援しようと、折り込み広告の山陰中央新報セールスセンター(松江市嫁島町)が10月5日、物販サイトを立ち上げる。計6校に、よりすぐりの一品を出荷してもらい、「山陰の高校生を応援! オリジナル商品セット」として売り出す。同社は「地域の困り事解決の一助になりたい」と意欲を示している。

 新サイトは「山陰いいもの五つ星ショップ」と名付けた。当初は観光客の減少や行事の中止により余剰在庫を抱えた土産物メーカー、食品加工会社の商品を売り出す予定だった。

 同社の企画会議で「高校生が作った商品も文化祭や即売イベントが中止になって行き場がない」という意見が出された。食品加工を学ぶ課程のある高校に打診し、両県の計6校から商品の提供を受けることが決まった。

 矢上高校産業技術科の三谷圭一科長(53)は「商品を販売することで、生徒たちがどんな学習をしているのかを消費者の皆さんに知ってもらいたい」と快諾し、熟成後に加熱殺菌をしない人気の生みそ「矢高みそ」(1キロ)を出荷する。

 このほか、松江農林高校のきぬむすめ精米(1.5キロ)、出雲農林高校のいちごジャム(170グラム)、浜田水産高校「あきひさの万能ダレ」(360ミリリットル)、境港総合技術高校「赤貝味付」(180グラム)、倉吉農業高校「ししくんのイノシシカレー」(180グラム)の詰め合わせを3500円で販売する。

 山陰中央新報セールスセンター営業2部の高木裕史部長(43)は「今後は商業高校とも連携し、生徒のためになる事業を手掛けたい」と構想を描いている。

 問い合わせは同社、電話0852(27)5505。

2020年9月29日 無断転載禁止