島根大松江キャンパス 半年ぶり対面授業再開

大学生活で初めてとなる対面授業を受ける1年生。前後左右の間隔を空けて座り、マスクを着用して臨んだ=松江市西川津町、島根大
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、インターネットを使った遠隔事業に切り替えていた島根大松江キャンパス(松江市西川津町)で1日、後期の一部で対面授業を半年ぶりに再開した。この春に入学した1年生にとっては初めてとなる学友や教授と顔を合わせてともに学ぶ授業で、待ちわびたキャンパスライフに喜びの声が上がった。

 同大は4月に全ての授業を中止し、前期授業は5月からオンライン形式で実施。感染拡大が落ち着いてきたことから、後期は語学や実験などを中心に全体の4割で対面授業再開に踏み切った。授業によっては出席者数を絞って「3密」状態を防ぎ、学生に対しては、自宅での検温やマスク着用を徹底した。

 久々の対面授業となったこの日は、教室を間違え、職員に場所を尋ねる学生の姿も。1年の英語の授業は、入室前に手指の消毒をした31人が120席の教室で前後左右の間隔を空けて座った。

 教育学部1年の下山晴花さん(18)は、初めて会った友人とともに受ける授業を喜び「家で1人で受けると気分が乗らない。メリハリがついて良かった」とにっこり。同1年の福本浩志さん(19)は「スタートは遅れたが、思い描いていた学生生活を送れるよう楽しみたい」と声を弾ませた。

 教壇に立った広瀬浩三教授は「学生の不安をなくすため感染予防について、改めて注意喚起をしていく。少しずつ本来の(授業の)姿に戻したい」と話した。同大は今後、感染拡大の状況を注視しながら、他の遠隔授業も順次対面に切り替えていく。

2020年10月2日 無断転載禁止