コロナ渦で運動会が様変わり 声出さずダンスで応援

中央小の応援パフォーマンスで、ダンスに専念する下級生とフェイスシールドを装着して声を出す5~6年生
 新型コロナウイルスが運動会を様変わりさせている。松江市内の小学校では、応援合戦で大声を出さないようダンスに切り替えたり、手をつなぐ代わりにフラフープを使ったりと、新しい様態の競技が誕生していた。

 松江市の市立小学校35校(分校は除く)のうち、4校が運動会の中止または代替イベントを実施。残る31校は9月に開催済みか、10月中に予定する。

 市内有数のマンモス校で、952人が通う乃木小学校(松江市浜乃木5丁目)は先月20日、日程を半日に短縮して開催した。最大の見せ場、応援合戦は「色別パフォーマンス」に名称を変更。5色にそれぞれ約190人ずつ所属する児童たちは、大声を出さないようにして、ダンスや寸劇を見せるにとどめた。保護者の観戦は2人まで。自分の子が競技に出ている間のみとした。三賀森卓司校長(58)は「6年生を中心にどう工夫すれば開催できるかを考えた。短い期間の中でよく頑張った」と、児童たちをたたえた。

 中央小(同市大正町)も応援パフォーマンスに変更。1~4年はダンスに専念し、5~6年は全員がフェースシールドを着用して声出しをした。6年の天野駿君(12)は「下級生が声を出せないのに不安があったが、何とかカバーできて最高のパフォーマンスができた」と喜んだ。

 生徒数11人の大谷小(同市玉湯町大谷)では親子運動会を開催。物の受け渡しによる接触を避けるため、借り物競走は「借り人競争」に変更した。人と人との接触も避ようと、児童と「借り人」はフラフープの両端を持つ形式にした。

 高橋隆子校長(60)は「昨年と異なり大変だったが、児童と職員が乗り越えようとした姿が鮮明になった。運動会の運営方法は次の行事にもつながる」と意義を語った。

2020年10月3日 無断転載禁止