しまねプレミアム宿泊券利用 石見巡るバスツアー人気

プレミアム宿泊券が使えるバスツアーを紹介する社員=浜田市高田町、石王観光
 新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ消費を喚起するため島根県が発行する県民向け「しまねプレミアム宿泊券」を使って島根県西部の温泉旅館やホテルに泊まる1泊2日のバスツアーが人気を集めている。世界遺産・石見銀山遺跡(大田市)も巡る内容で、県西部の観光振興を狙い、浜田市内の旅行業者が企画して9月28日の販売を始めると、4日間で約60人の応募があり、予想以上の反響が出ている。

 人口が多い県東部からの集客を狙い、石王観光(浜田市高田町)がツアーを企画した。

 美肌の湯で知られる美又温泉(浜田市)や、改装したばかりの国民宿舎さんべ荘(大田市)など4市11カ所のホテル・旅館に宿泊できる。石見銀山遺跡、三瓶小豆原埋没林公園、仁摩サンドミュージアムなど、2日間で大田市内の観光地も訪問する。宿泊料は1万~1万5千円で券での支払いが可能。別途4千円のバス代が必要になる。

 9月28日に県東部に新聞折り込みチラシでアピールすると、申し込みが相次いだ。東部から距離が離れた県西部の観光地や温泉にバスで行くことができ、ホテル・旅館の宿泊料金が割安になっていることが集客につながっているという。券の利用期限が11月末に迫るのを前に、使い切るための応募もあるとみられる。

 石王観光の永井敏雄社長(61)は「思ったよりも反響があった」と笑顔を見せる。県西部県民センター商工観光部の永富聡部長は「県東部の住民に県西部の魅力を知ってもらうきっかけになればいい」と期待した。

2020年10月6日 無断転載禁止