コロナ禍を乗り越え実施 アクアスロン皆生大会

スタートの号砲を受けて駆け出すキッズコースの参加者
 障害者が水泳とランニングの複合競技に挑む「第14回全日本チャレンジドアクアスロン皆生大会」が11日、鳥取県米子市皆生温泉3丁目の皆生プレイパーク周辺であった。今年は新型コロナウイルスの3密対策で競技をランニングのみ、応募を県内に絞って開催を決断。参加した6~80歳までの55人は、開催に感謝しながら、それぞれの力を振り絞って伴走者と一緒にゴールを目指した。

 トライアスロン発祥の地で障害者が自分の力を試す場として、NPO法人地域活動支援センターおおぞら(米子市中島2丁目)など官民でつくる実行委員会が主催。コロナ禍で普段は外出もままならない選手もいる中、体を動かして交流する場を何とか守ろうと、約170人のボランティアの協力で実施に踏み切った。

 全4部門のうち、小学生対象のキッズコース(ランニング500メートル)で最初にゴールした足立義洸(よしひろ)君(11)=米子市立啓成小学校5年=は「お父さんといっぱい練習し、余裕で走れた」と笑顔。母・由深(ゆみ)さん(41)は「今年は夏休みにもいろいろな体験をさせてあげられなかった。ありがたい場です」と喜んだ。

 関係者の間でも開催に慎重な意見があり、新型コロナの感染状況をみながら、実施を最終決定したのは約2週間前。自らも出場した実行委員長の福永幸男さん(57)=県車いすバスケットボール協会理事長=は「選手がやりたいといえば、どう実現するかを考えるのがわれわれの仕事。来年の15回大会は盛大に開きたい」と話した。

2020年10月13日 無断転載禁止