大田・久手小児童 地元で修学旅行満喫 コロナで行先県内に

心の駅陽だまりの丘でドラゴンメイズを楽しむ児童たち
 新型コロナウイルスの影響で修学旅行先を県内に変更する小学校が相次ぐ中、子どもたちが普段訪れることが少ない地元観光施設で、思い出づくりに励んでいる。15日には、大田市立久手小学校の児童らが雲南市内や奥出雲町内の観光施設を訪れ、県外への旅行中止に残念な様子を見せながらも、地元での修学旅行を笑顔で満喫した。

 県教育委員会によると、県内201小学校のうち、1日の時点で行き先を県内に変更した学校は47校。背景には、6年生の修学旅行を実施する小学校教員の「最後の年の思い出づくりの場を提供したい」という強い思いがあるという。

 久手小学校(島根県大田市久手町刺鹿)では例年、5月下旬に6年生が修学旅行で広島県を訪問。今年は新型コロナの影響に伴い、バスの乗降時の消毒といった感染対策を取った上で、行き先を初めて県内に変更した。

 15日は、児童41人が奥出雲町横田の雲州そろばん伝統産業会館や雲南市大東町上佐世のレジャースポット「心の駅陽だまりの丘」などを訪れた。陽だまりの丘では、児童たちが7千平方メートルもある巨大迷路「ドラゴンメイズ」を友達や教員と一緒に走り回り、思い思いに遊び回った。

 森山奏愛さん(11)は「県外に行けなかったのは残念だけど、コロナでも旅行を準備してくれた先生たちに感謝したい」と笑顔で、引率した矢田悦夫校長(57)は「初めての県内旅行で不安もあったが、生徒たちが楽しんでくれて安心した」と話した。

2020年10月17日 無断転載禁止