「GoTo商店街」でにぎわい創出 動画で魅力配信

ライブ配信で事業開始に当たっての意気込みを語る3団体の代表=松江市天神町
 新型コロナウイルスに伴う国の需要喚起策「Go To キャンペーン」商店街事業に採択された松江市の松江天神町商店街など3団体が20日、取り組みを紹介する動画を配信し、全国の先陣を切って事業をスタートさせた。同じく支援対象となった米子市の角盤町商店街振興組合など3団体もイベント開催の準備に着手し、各商店街がにぎわいの回復に向け本格的に動きだす。

 「事業を有効に活用し、コロナに対応した新しい商店街の在り方を模索したい」。20日夜、松江天神町商店街の中村寿男理事長がカメラに向かい意気込んだ。

 竪町商店会、松江駅本通商店会と共同で10月下旬から、商店街の各店舗や扱う商品の魅力を発信する動画をSNS(会員制交流サイト)で生配信する。この日は「プレ放送」と題し、3団体のトップが商店街の現状や事業への期待を語り、取り組みをアピールした。

 商店街に人の流れを取り戻すため、松江天神町商店街では11月から毎月25日に、市内外の農家らが出店販売する「天神マルシェ」を開催。このほか電動機付き自転車タクシーを使った商品配送や、3商店街の買い回り用に客を乗せる三輪自動車の巡回運行を計画している。

 一方、角盤町商店街振興組合は毎月最終金曜日に開いている「地ビールフェスタ」を核に、鳥取県酒造組合、皆生温泉旅館組合と共同で事業を展開する。イベント内容は地元大学生の意見や視点を取り入れ、若年層の呼び込みを狙う。

 酒造組合がフェスタ会場で地酒の飲み比べセットや酒に合う料理を提案するほか、旅行会社が同フェスタと宿泊を組み合わせたプランも企画する。

 20日は関係者が集まり、初回のイベントを試験的な内容で11月27日とし、12月25、26両日と来年1月29日に本格開催する方針を決めた。商店街振興組合の森紳二郎代表理事は「幅広い効果が出る内容とし、一帯を活気づけたい」と話した。

 商店街事業は1団体当たり300万円を上限に補助し、複数が連携する場合はさらに最大500万円を上乗せする。

2020年10月21日 無断転載禁止