毎日運転ありがとう 松江の児童、バス会社へ感謝の手紙

手紙と塗り絵を受け取った一畑バスの田中隆さん(左)と中西広一君
 「毎日、コロナの大変の中バスの運転をしてくださってありがとうございます」。新型コロナウイルスの影響が続く中、一畑バス本社(松江市西川津町)に松江市内の児童から感謝の手紙が届いた。「仕事の励みになる」と、運転手や同社社員を喜ばせている。

 手紙を送ったのは、市立内中原小学校2年の中西広一君(8)。同市苧町に住む中西君は以前、保育園の通園で毎日一畑バスを利用していた。現在も習い事に行く際に週1、2回の頻度でバスに乗っている。市内で新型コロナの感染者が増える中で通常運行してくれる運転手を案じ、「昔からお世話になっているバスに感謝の気持ちを伝えたい」と、母親の由佳子さん(38)に相談。手紙と、バスの塗り絵を贈ることを決めた。

 同社には市民から応援メッセージをメールでもらうことはあったが、子どもから手紙が贈られてきたのは初めてだった。受け取った乗合課の田中隆さん(36)は「心温まる手紙と塗り絵を頂いて、本当にありがたい」と感謝。手紙は、同社広報誌で社員に紹介したほか、本社内に掲示して運転手や職員を勇気づけている。

 同社は休校や観光客の減少といった新型コロナの影響を大きく受け、本年度上期(4月~9月)の路線バス(高速バスを除く)の売り上げが前年比45%減となった。井上和広乗合部長(48)は「コロナ禍で収入と気持ちが落ち込んでいる中、純粋な『頑張って』という応援の言葉は本当に励みになる」と喜んだ。

2020年10月21日 無断転載禁止