カヤックやサイクリング 県内修学旅行、体験型好評

カヤックを楽しむ鳥取中央育英高校の生徒たち
 新型コロナウイルスの影響で、鳥取県内の多くの小中学校や高校が修学旅行の行き先を県外から県内に変更する中、鳥取中央育英高校の生徒たちが21日、米子市の皆生海岸を訪れ、カヤックやサイクリングを楽しんだ。自然を満喫できる体験メニューが好評で、受け入れ団体は「地域の魅力を知ってもらうきっかけになる」と歓迎している。

 皆生海岸を訪れたのは2年C組の生徒36人。皆生レクリエーショナルカヌー協会のメンバーの出迎えを受けた後、2班に分かれ、交互にカヤックとサイクリングを体験した。

 カヤックは初体験の生徒が多く、同協会の吉岡大介さん(47)たちインストラクターの指導を受けて挑戦。同海岸に流れ込む1級河川・日野川の河口で約1時間、川の流れや風を感じながらパドルを漕いだ。

 山田玲さん(17)は「カヤックは初めてで刺激的だった。自然もきれいだった」と笑顔で話した。

 同校は例年、泊まりがけで関西地方や広島方面を訪れているが、本年度は行き先を県内に変更し、学級ごとに日帰り旅行を計画。C組の生徒たちは南部町の県立フラワーパーク・とっとり花回廊も訪れた。

 同協会によると、これまでも体験ツアーを実施しているが、昨年度まで修学旅行生の受け入れはなかったという。本年度は同校のほか、智頭小学校の児童たちも受け入れた。

 県教育委員会によると、高校では海外や県外を予定していた18校のうち、16日時点で9校が行き先を県内や近隣県に変更。県も修学旅行の県内変更を後押し、高校や特別支援学校を対象に費用の一部を助成する支援制度を導入した。

 同協会の岩崎康朗理事長(55)は「地域の魅力を知ってもらうマイクロツーリズムを活性化させるチャンス。コロナ後の受け入れ拡大を見据え、体験メニューを充実させていきたい」と話した。

2020年10月23日 無断転載禁止