働く障害者の姿、生き生き 雇用情報紙、発刊20号の節目

情報紙レインボーが20号を迎えたこと喜ぶ「ピー・ター・パン」の山口剛さん
 島根県内の障害者雇用の現状や支援制度を紹介する雇用情報紙「レインボー」が、発行20号の節目を迎えた。障害者が地域社会でいきいきと働く姿を大きく取り上げており、読者からは「働く姿に元気をもらった」という声が毎号寄せられる。紙面制作に携わるスタッフの1人は「今後も長く続けていきたい」と意気込んでいる。

 「レインボー」は障害者雇用の推進を目的に2008年5月に創刊された。現在は、県が山陰中央新報社に業務委託して年1回制作し、新聞に折り込む形で発行している。

 働く様子と仕事に懸ける思いをつづる特集「笑顔で働いてます」が表紙を飾り、雇用する企業側の目線で仕事ぶりを紹介する「私も応援団!」といった多彩なコーナーが紙面をにぎわす。掲載の反響も大きく、2019年号に障害者雇用の社員が掲載された、まるなか建設(松江市玉湯町布志名)管理部の周藤昌子係長は「社内でも話題になり、本人の励みにもつながっている」と大きなプラス効果を与えたと語る。

 紙面の制作は、県内7カ所にある障害者就業・生活支援センターが持ち回りで企業を取材し、就労継続支援A型事業所「ピー・ター・パン」(松江市邑生町)がレイアウトや見出しを付けて紙面を仕上げる。

 同事業所の山口剛さん(36)は紙面制作に携わって8年となる。障害者雇用になじみがない読者も興味を引くような紙面作りを心掛け、紅葉のイラストをちりばめるといったデザイン面でも工夫を凝らす。

 制作作業をしながら、働く障害者の笑顔や思いを見るのが楽しみの一つという山口さんは「こちらも元気をもらっている。楽しみにしている人のためにも制作を続けたい」と笑顔で語った。

2020年11月17日 無断転載禁止