神在月参拝、オンラインで 3密回避、ご縁つなげる

万九千神社と中継をつないだオンライン画面
 八百万(やおよろず)の神々が集まる旧暦10月の「神在月」を迎えた島根県出雲地方の雰囲気を味わってもらう「オンライン参拝イベント」が21日、出雲市斐川町併川の万九千(まんくせん)神社をウェブでつないで開かれた。首都圏を中心に202人が参加し、画面越しに手を合わせ、事前に送った絵馬を奉納。新型コロナウイルスの感染拡大により、旅行をためらう人が多い中で、「3密」を避ける新しい参詣の形を示した。

 神社の魅力を伝える神社ガールズ研究会の河野美知会長が案内役を務めた。参加者はビデオ通話ツールのZoom(ズーム)を使って、万九千神社に中継をつなぎ、リアルタイムで参拝。錦田剛志宮司が、同神社で神在月に開かれる「神等去出(からさで)祭」について説明し、事前に参加者から募った絵馬30枚を納めた。

 錦田宮司は「疫病の流行があった今年は特に、穏やかな日常が戻るよう祈りをささげてほしい」と、画面越しに手を合わせ、思いを届けるよう呼び掛けた。チャット機能を使って質問にもその場で答え、実際に参拝した気分を味わえる内容となった。

 参加者からは「離れていても島根の地とつながれる喜びを感じた」「また必ず島根を訪れたい」といったメッセージが届き、反応は上々だった。

 イベントはふるさと島根定住財団(松江市朝日町)が企画。担当した板倉優さん(37)は「オンラインでも島根とご縁がつながった人がたくさんいた。少しでも雰囲気を感じてもらえたようで良かった」と手応えを話した。

2020年11月22日 無断転載禁止