一式飾りでチコちゃん 平田小児童が民俗芸術体験

制作に励む平田小学校の4年生や平田一式飾り保存会員ら
 平田小学校(島根県出雲市西平田町、児童数381人)の4年生56人が、郷土に伝わる民俗芸術「平田一式飾り」(市無形民俗文化財)づくりに挑戦している。総合的な学習の時間に毎年度取り組む地域学習で、テレビ番組のキャラクターを模した像6体を陶器一式で、26日に完成させる。

 平田一式飾りは、陶器など同じ種類の生活用具一式を組み合わせ、物語の一場面や人物などを表現する芸術。平田町周辺に伝わり、江戸時代の1793年、表具師の桔梗(ききょう)屋十兵衛が茶道具一式で、大黒天を作り平田天満宮に奉納したのが起源とされる。現在は7月にある祭りに合わせて各町内単位などで制作奉納する。

 本年度の授業は20日に始まり、3日目の25日も平田一式飾り保存会員や、制作体験がある地域ボランティア7人の指導で、皿と皿を針金で絡んで取りつけるといった作業を体験した。

 作品6体はすべて、NHKのテレビ番組「チコちゃんに叱られる!」のメインキャラクターをイメージした高さ約90センチの像。1体あたり皿など約140点で制作する。

 初めて取り組む三島武君(10)は「楽しい。いつか奉納する飾りも作ってみたい」と話した。

2021年1月26日 無断転載禁止