雪舟ゆかりの武将、カードに 周遊観光の促進狙う

雪舟ゆかりの武将カードを手にする神一紀道住職
 画聖・雪舟ゆかりの益田氏や毛利氏、大内氏の武将カード6枚が発行された。島根県益田市と山口県内2市の周遊観光促進を狙い、官民組織の「益田の歴史文化を活かした観光拠点づくり実行委員会」が企画。3市の寺院や資料館6カ所の来観者に、各1種類を2月1日から4カ月間配る。

 益田氏では、万福寺(益田市)を創建した11代の兼見(かねみ)や、雪舟真筆の肖像画が残る15代の兼堯(かねたか)に加え、17代宗兼(むねかね)の3当主が並ぶ。中国地方に覇を唱えた戦国大名・毛利元就のほか、有力な守護大名・大内氏では義弘、盛見が登場。各5千枚印刷した。

 表に肖像画を配し、裏面に武将の略歴やカード配布場所の紹介文、武将としての強さを示す「武勇」「知略」「教養」「政治」の4項目の評価を最高六つ星で掲載した。

 受け取ることができるのは、万福寺(益田市)▽医光寺(同)▽雪舟の郷記念館(同)▽瑠璃光寺資料館(山口市)▽常栄寺(同市)▽毛利博物館(防府市)。

 益田兼見のカードが置かれる万福寺の神一(こうかず)紀道住職(78)は「益田と山口とのつながりに思いをはせるきっかけになると思う」と話し、実行委の右田隆会長(43)は「コロナ禍を受け、少人数で密を避けながら庭園を楽しみ、カードを集めて回ってもらえればうれしい」と強調した。

 雪舟の足跡が残る中国地方6市が昨年、国土交通省のガーデンツーリズム(庭園間交流連携促進計画)に「雪舟回廊」として登録されたのを受けて発行した。

2021年1月27日 無断転載禁止