「竹島の日」式典、問題解決へ結束 松江

竹島問題の解決を目指し、記念式典に臨む出席者=22日午後、松江市殿町、県民会館
 竹島(島根県隠岐の島町、韓国名・独島(トクト))の領有権確立を国内外に訴える島根県の「竹島の日」式典が22日、松江市内であり、国際司法裁判所への単独提訴を含む新たな外交交渉や日本政府による研究機関設置などを盛り込んだ特別決議を採択するなど、出席者が問題解決へ結束した。

 主催者を代表してあいさつした丸山達也知事は「占拠を既成事実化しようとする動きが続いている。極めて遺憾だ」と韓国側の動きを批判した。

 一方、日本政府の取り組みについて、19年に政府が初めて実施した領土問題に関する地方巡回展を評価しつつ「領土問題は国家間の問題であり、政府レベルでの話し合いが不可欠だ。外交交渉の場で竹島問題が話し合われるよう、強く要望する」と一層の取り組みを促した。

 政府から出席した和田義明内閣府政務官は「毅然(きぜん)とした態度で日本の立場を韓国に伝え、粘り強く対応していく」と述べた。閣僚の派遣は今年も見送られ、政務官出席は9年連続。

 新型コロナウイルスの感染防止対策のため、16回目の今回は、式典の規模を縮小し、例年の半分以下の210人が出席した。

 国会議員も例年より少ない5人が出席。地元関係では自民党の細田博之衆院議員(島根1区)、青木一彦参院議員(鳥取・島根合区選挙区)、立憲民主党の亀井亜紀子衆院議員(比例中国)の3人が参加した。

 韓国外務省は同日、在韓国日本大使館の相馬弘尚総括公使を呼んで、式典開催に抗議した。

2021年2月23日 無断転載禁止