収穫に汗を流す参加者=雲南市大東町山王寺、山王寺棚田
収穫に汗を流す参加者=雲南市大東町山王寺、山王寺棚田

 「日本の棚田百選」の一つ、雲南市大東町山王寺の山王寺棚田で26日、コシヒカリの稲刈りがあった。新型コロナウイルスの影響で、一般参加を募る恒例の行事は中止となったが、約50人が黄金色の稲穂の収穫に汗を流し、実りの秋を感じた。
 棚田保全に取り組む山王寺本郷棚田実行委員会や島根県職員、その家族などに絞って行った。参加者たちは、ぬかるんだ水田に足を取られながらも、高さ80センチほどに育った稲を一束ずつ丁寧に刈り取った。
 参加した松江市法吉町のパート従業員、堀尾理絵さん(45)は「出る前のお米を、子どもと一緒に家庭に収穫できて良かった」と話した。
 山王寺棚田は、標高300メートルの山腹に約20ヘクタールの水田が階段状に広がる。実行委が毎年、県内外の家族連れを招き、田植えや稲刈り体験を企画してきたが、コロナ禍で2年連続中止となった。実行委の高木健次事務局長(69)は「コロナが終息し、次は一般参加を募って収穫したい」と望んだ。 (清山遼太)