まだ薄暗さの残る午前5時過ぎ、ソウル南西部の九老区。大手運送会社の大型倉庫には、何台もの1トン貨物車が整然と並び、ベストを着た男女がせわしなく動き回っていた。外は肌寒いが、半袖姿も少なくない。倉庫の奥には段ボール箱が積み上げられ、3メートルを超える山となっていた。

 移動式のローラーコンベヤーを設置し、作業員が荷物を一つずつ滑らせていく。時折、山が崩れて荷物が落下してくるが、作業の手を休めるわけにはいかない。コンベヤーの先には仕分け担当の作業員がおり、その...