実践指定校の教員(右)の報告を聞く参加者
実践指定校の教員(右)の報告を聞く参加者

 教育に新聞を生かす「NIE」のセミナーが22日、島根県出雲市斐川町上庄原の山陰中央新報製作センターであった。県内の小中学校、高校の実践指定校8校が活動を報告し、教員、新聞記者ら31人が意見交換した。

 実践1年目の県立松江ろう学校の葛原靖子教諭は「生徒の語彙(ごい)を増やし、自ら情報を得て活用する力をつけたかった」とNIEを取り入れた目的を説明。高等部が行う記事のスクラップ活動で、最初は見出しや写真の目立つ記事を選んでいた生徒たちが、興味がある話題、人に知らせたい情報などを吟味して選び、物事の背景に踏み込んだ感想を書くようになったと報告した。

 1年目の奥出雲町立阿井小学校の石飛悠也教諭は、授業で記事や新聞記者の出前講座を活用し、廊下に「新聞立ち読みコーナー」を作って新聞に触れる環境を整えた取り組みを紹介。児童の文章力が上がり、新聞を読む回数が増えたと報告した。

 セミナーは、県NIE研究会と県NIE推進協議会が年4回開催している。